2位の西鉄貝塚線は福岡郊外を走る約11kmの路線。電車が2両編成ということもあり実は以前から混雑率が高い路線の1つで、2019年度は158%と首都圏の路線以外では最高だった。4位の可部線は広島郊外の通勤路線で、コロナ禍でも利用者数が減っていないことから前年度に続きワースト5入りした。両線は大都市部の混雑率が大幅に下落する中で「高止まり」した形だ。どちらも1時間当たりの輸送力が1000~2000人台と少なく、わずかな利用者数の増減が混雑率の数値に影響しやすいともいえる。
ワースト5路線のうち、輸送人員が1000人以上増えたのは4位タイのJR埼京線だ。同線は2020年度比で輸送人員が1390人増の3万6860人となった一方、輸送力は10両編成19本で変わらないため、混雑率は5ポイント増の132%となった。首都圏のJR線で輸送人員が1000人以上増えたのは常磐線快速(1800人)、中央線快速(1710人)と埼京線の3路線。前2線はもともとの輸送力が大きいため、相対的に小さい埼京線が混雑率では上位となった。
この記事は有料会員限定です
残り 1080文字
