米テキサス州ユバルディで24日発生した銃乱射事件は、民間人の銃器所有人口で米国が世界で群を抜く多さである事実にスポットライトを当てた。銃器購入が最近急増する米国は世界との差を広げる可能性が高い。
スイスのジュネーブに本拠を置く団体スモール・アームズ・サーベイの2018年の報告書によれば、米国の銃器保有者は3億9330万丁を所有。米国の現在の人口約3億3000万人を上回る数だ。人口約14億人のインドは、民間人所有の銃器が7110万丁で世界2位。
米国では2020年から銃購入ラッシュが起きており、インドとの差は広がる見込みだ。連邦捜査局(FBI)の全米犯罪歴即時照会システム(NICS)によると、銃器購入件数の指標として広く使われる照会件数は2020年に前年比で40%増加し、3970万件に達した。21年はやや減少し3890万件。今年は4月30日までに既に1080万件の照会があった。
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