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ウクライナ問題で問われる日本としての覚悟 侵攻が長引くほど世界経済への影響は大きく

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  • 太田 聰一 慶応義塾大学経済学部教授

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(写真:mex/PIXTA)

ウクライナ情勢が好転していない。当然ながら、ロシアの侵攻が長引けば長引くほど当事国のみならず世界経済への影響は大きくなる。そして、その大きさがどの程度になるかも見通せない。

その中で、将来不安を一段と高めるニュースがあった。小麦生産世界第2位のインドが、国内の価格抑制のために輸出を停止すると発表したのだ。世界有数の小麦生産国であるロシアとウクライナの戦争によって小麦の供給量が減少し、小麦価格は高騰していたが、インドの措置によって小麦先物価格はさらに暴騰した。報道によると、異常気象による熱波で、インドの小麦生産がダメージを受けたことが背景にあるという。

高まるスタグフレーションへの懸念

コロナ禍、異常気象、ウクライナ侵攻。このトリプルパンチに見舞われた世界経済は、今や混乱の中にある。食品およびエネルギー価格の上昇は、人々の購買力を低下させ、インフレの中での景気後退、すなわち世界的なスタグフレーションの懸念が高まっている。

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