マスク氏のツイッター買収計画は本気だった 資金調達計画を公表しTOBが一段と現実味帯びる

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イーロン・マスク氏がツイッター買収に本気かどうかは数週間前から疑問視されてきたが、同氏による株式公開買い付け(TOB)が21日、一段と現実味を帯びた。

米当局への届出書によると、マスク氏はモルガン・スタンレーなど金融機関からの約255億ドル(約3兆2700億円)相当のデットファイナンスを確保したほか、エクイティファイナンスを通じて210億ドル相当を提供すると約束した。

マスク氏、ツイッター買収で株式公開買い付けを検討

買収案におけるマスク氏の資金工面方法について情報はなお少ないが、具体的な金額が示される段階に入っており、マスク氏の買収への関心が単なるツイッター荒しにすぎないわけではないことがうかがえる。マスク氏がツイッター株9%強を取得して以降、取締役辞退や敵対的な買収案提示などに動いた17日間の混乱に終止符を自ら打つ動きだ。

 

イーロン・マスク氏Photographer: Patrick Pleul/AFP/Getty Images

マスク氏が自身の提案をやり通す意向なのかどうかはこの間ずっと判断しにくかった。ミームや質問、辛辣なコメントなどを組み合わせ数多くツイートする同氏は、ツイッターを言論の自由のとりでに変革すると表明している。ただ過去には、テスラの非公開化に向けて資金を確保したとツイートしたことで米証券取引委員会(SEC)から提訴された事例があり、ツイッター買収提案に影を落としている。

米SECがマスク氏提訴-非公開化ツイートで投資家欺いたと主張

マスク氏にはまだ作業が残っているが、21日の当局への提出資料で一部の疑念が解消した。事情に詳しい複数の関係者によれば、同氏とアドバイザーは今後数日間をかけ、買収案の株式部分への潜在的投資家を調べる。

アポロ・グローバル、ツイッター買収の資金調達支援に関心-関係者

原題:Musk Dispels Weeks of Doubt by Lining Up Money to Buy Twitter(抜粋)

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著者:Michelle Davis、Tom Maloney、Sarah Frier

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