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「企業は社会貢献で理念を共有へ、働き手は『自立』と『自律』を」 インタビュー/慶応大学大学院教授 鶴 光太郎

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つる・ こうたろう 1960年生まれ。東京大学理学部卒業、英オックスフォード大学大学院経済学博士(D.Phil.)。旧経済企画庁などを経て現職。(撮影:尾形文繁)

「人は何のために働いているのか」を企業は考えなくてはならない。企業が利潤の最大化を追求することは大前提だが、従業員はそのことには感動しない。

賃金も必要だし人によっては出世を求めるかもしれないが、働く人の多くは、社会の役に立つ、人のためになっているといった、社会貢献を大事にする。企業もそういう理念を従業員と共有できないと、とがった人材をつなぎ留めておくことはできない。

SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)が重要視され始めた。これまでは、企業がこうした取り組みをコストだと思っていたから前に進まなかった。しかし、今はSDGsやESGに積極的に関与することが消費者から評価され、長い目で見たら利潤最大化、企業価値の最大化にもつながると気づく企業が増えてきた。これは従業員を束ねる大きなポイントになる。

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