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「生活者の目線を持った研究者の育成が不可欠だ」 理科大トップが語る|東京理科大学 学長事務取扱 岡村総一郎

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おかむら・そういちろう 1989年東京理科大学工学研究科電気工学博士課程修了。98年奈良先端科学技術大学院大学助教授。2005年東京理科大学教授。21年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

──再定義した「実力主義」ではイノベーション、共創力を生み出せる力が必要と位置づけています。

イノベーションの創出は理工系の大学では以前から取り組んできた。ただ、エンジニアなどの研究者主導でものづくりをすると技術優先になり、生活で求められているニーズとの乖離が起きているようだ。生活者の目線を持つ研究者の育成が欠かせない。

──具体的にどう育成しますか。

学生に課題を提示し、アイデアを募るアントレプレナーシップ教育を2015年から行っている。文部科学省の次世代アントレプレナー育成事業に参画し、早稲田大や多摩美大などと連携して、視野を広げる機会をつくっている。

高学年でも教養科目履修

──文系、理系を問わず教養に力を入れる大学が増え始めています。

今年4月に「教養教育研究院」を立ち上げた。教養と専門科目が有機的に連携した教育を行う。これまで教養というと、1、2年生が履修していたが、22年度から高学年で教養科目を履修する仕組みをスタートする。専門教育を学びながらの視野で受講すると、見え方も変わってくるだろう。

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