東京・池袋の赤れんが校舎が洗練された印象の立教大学は、米国聖公会の宣教師が創立したという背景からか伝統的に英語教育に強い。1年生全員を20人前後のクラスに分け英語のディベートを行う授業を20年に必修化した。
このカリキュラムを前提に、今年の入試は文学部を除き独自の英語試験を廃止。4技能をバランスよく身に付けているかを見るため、英語検定などの外部試験を取り入れた。「大学教育の英語はスコアアップではない。英語で学ぶことで世界を広げ、海外の資料や文献に当たることで視野を広げていく」(西原廉太総長)のが目的だ。
さらに英語で行う授業を全体の20%まで増やすことを目標としており、学部や全学共通科目に導入。2年生以上には専門の内容を英語で学ぶ橋渡しをする「CLIL」も取り入れた。今後は、文学部なら1限は提携する英ケンブリッジ大学の教授の講義をオンデマンドで視聴、2限に日本人の教員が日本語で補講を行うプログラムも検討している。
この9月からは海外留学を再開し、新型コロナワクチン接種などを条件に102人の学生を送り出した。留学に対する学生の意欲は高いという。留学生受け入れ制度も整えている。22年9月から「Rikkyo Study Project」を開始。これは海外の高校と協定を結び、指定校推薦で生徒を受け入れる制度で、日本語能力の向上を図るNEXUSと、英語のみで授業を構成するPEACEの2つのプログラムを用意する。
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