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ビジネス #ヤフーニュースの憂鬱

「記事削除だけでない あらゆる基準が不明確」 インタビュー/個人投資家、作家 山本一郎

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やまもと・いちろう 慶応大学法学部政治学科卒業。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析に従事。IT関連コンサルやコンテンツ企画・制作にも携わる。
山本一郎氏とヤフーとの間で起きた、記事削除をめぐるトラブル。一連のやり取りから、ヤフーニュースにどんな課題を感じるのか。山本氏に聞いた。

──「Yahoo!ニュース 個人」における山本さんの記事削除について経緯を教えてください。

今年1月末、ヤフーから削除する旨を事前に通知するメールが一方的に送られてきた。私からはひとまず「納得はしないけれど、データはください」と返信した。

その後に面談等で話し合いができると思っていたら、もういきなり削除されてしまった。

執筆の契約自体が解除になったのは2020年2月のこと。そのときヤフー側には「契約解除後も記事は消さない」ことを了承してもらっていた。これはメールにも残っている。書き手にとって記事は資産そのもので、削除されてしまえば死活問題になりかねない。自身がそれに直面し、プラットフォーマーの優越性を感じた。

──最も問題だと思った点は?

あらゆる基準が不明確なことだ。私の記事の削除については「システム刷新のため」という説明をされたが、実際には契約解除から間もなく記事を削除されている著者もいる。今回の事案を受け、ヤフーからは「契約解除した著者の記事は削除するのが通常の対応」という説明も出ているが、契約には明記されていない。それに、だったらなぜ私の記事について当初「消さない」と言ったのか。

後になって一方的に条件を変えるのはおかしいし、社会的にも運営の透明性を求められているプラットフォーム事業者としてはめちゃくちゃだと思う。

──そしてこれは、個人の書き手だけの問題ではない、と。

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