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THEME 01 宇宙ビジネス|コロナ禍でも成長、課題は人と金と法 各分野の第一人者が推薦 未来がわかる10テーマ×3冊

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推薦者|元JAXA宇宙飛行士、内閣府宇宙政策委員会委員

山崎直子

やまざき・なおこ 1970年千葉県松戸市生まれ。2010年、日本人女性2人目の宇宙飛行士としてスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗。現在は女子美術大学客員教授も兼任する。

世界の宇宙産業市場は約40兆円。コロナ禍でも年7〜10%の成長が続いており、2030〜40年には100兆〜160兆円規模に拡大するといわれる。宇宙ビジネスは今、カンブリア紀のような進化の過渡期にある。

市場の中でコアとなるのがロケットの開発や打ち上げ、人工衛星の開発だが、いちばん伸びているのは利用産業。GPSを使ったカーナビ、通信衛星による通信端末、民間主体の天気予報など、人工衛星のデータを使った各種産業だ。

日本では現在1.2兆円規模の市場を、30年に2倍にしようとしている。宇宙ゴミ処理など空間利用産業の期待は大きいが、コアの機器産業では年3500億〜4400億円規模で官需主導。官依存から脱却し産業を伸ばしたい。それには人材と長期のリスクマネーが足りない。宇宙工学など専門家以上に、法律やマーケティングの人材がビジネス推進に不可欠だ。

最近は月面開発や宇宙食などで、トヨタ自動車をはじめとした異業種交流研究会が活発化。投資資金もスパークス・グループによる約82億円の宇宙ファンドが設立され、民間活躍の呼び水になりそうだ。「はやぶさ」の成功などもあり、世界に向け技術面で日本の存在感を示すべきだ。

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