有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #沸騰!医療テックベンチャー

ティムス 「カビ」から脳梗塞の治療薬

2分で読める 有料会員限定
  • 塚崎 朝子 ジャーナリスト/博士(医学)・慶応大学非常勤講師
「薬にすることで、取り組んできた科学の意味を証明したい」と蓮見教授

[設 立]2005年2月
[資本金]2億3487万円
[社員数]12人

黒カビから画期的な脳梗塞治療薬が生まれようとしている。第2相の臨床試験に挑んでいる物質は、長年にわたって研究してきたカビ由来のSMTPと呼ばれる化合物の1つだ。

青カビからペニシリンが見つかったように、天然物からの薬創りは創薬の王道。やはり青カビからコレステロール低下薬(スタチン)を発見した遠藤章氏はかつて東京農工大学で教鞭を執り、ティムスの取締役である蓮見惠司・同大学教授はその愛(まな)弟子だ。

スタチンが動脈硬化を予防しても脳梗塞が完全に抑えられるわけではない。脳梗塞の原因となる血栓を溶かす薬を目指し、カビにこだわった。90年代半ば、自分たちで収集したり、譲り受けたりしたカビ類の中から探索に着手。ついに活性を探り当てたのは00年で、沖縄県西表島の落ち葉に付いたカビが産生する物質だった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数