[設 立]2017年3月
[資本金]1億円
[社員数]33人
世界初の心不全治療用再生医療製品として15年に承認された「ハートシート」。開発者の澤芳樹大阪大学教授は、重症心不全に対する、より高い治療効果を求めてiPS細胞由来心筋シートを開発している。クオリプスはその事業化を担っている。
iPS細胞のメリットは、患者の負担を減らし迅速に治療を行えること。患者本人の組織を採取して細胞を培養する手順が不要で、あらかじめ作製し凍結保存した心筋細胞からシートを作製する。iPS細胞による再生医療で懸念される未分化細胞の残存問題は、独自技術で徹底除去が可能になった。
大阪大学で医師主導治験が20年に始まった。現時点で3症例の移植が終了し経過観察中だ。安全性・有効性が確認できれば4~7例でさらに有効性を確認し、早ければ23年の販売開始を目指す。販売は提携先の第一三共。クオリプスは製造、品質管理を担当する。当面は国内承認を目指すが、将来は海外展開も視野に入れる。
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