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政治・経済・投資 #波乱に負けない! 上がる株

米中の政策が動かす商品市況 金は最高値更新、銅も9年ぶりの高値圏

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  • 新村 直弘 マーケット・リスク・アドバイザリー代表
各国の財政拡大、金融緩和を背景に金相場は高値圏にある(ロイター/アフロ)

商品相場は株価と同じく上昇傾向だ。財政出動と金融緩和を背景にマネーが流入し、多くの商品価格が上がっている。

中でも代表的な商品である金は、直近底値である2019年5月の1200ドル台後半(1トロイオンス当たり、終値ベース)から、20年8月には史上最高値となる2028ドルを記録した。

金相場は実質金利と「逆相関」関係にあるといえる。実質金利=名目金利(10年物国債の長期金利)−期待インフレ率、となる。逆相関なので実質金利が上がれば金価格は下がり、実質金利が下がれば金価格は上がる。コロナ対策でFRB(米連邦準備制度理事会)が昨年3月に事実上のゼロ金利政策を再開したことで、長期金利は下落。その結果、金価格は上がった。

足元で金価格が下がっているのは、長期金利が上がり実質金利が上昇したからだ。ワクチン普及を背景に経済正常化への期待感が高まったことや、経済対策に伴う国債増発による需給悪化の観測が長期金利を押し上げている。

コロナ禍からの経済回復を如実に表しているのが銅だ。銅は電線などに使われ、住宅投資によって需要が増える。2月には9400ドル超(1トン当たり)と約9年ぶりの高値となった。20年3月の4700ドル台から大きく上げている。

背景にあるのが中国の景気回復だ。コロナ対策として中国は住宅セクターを中心とした景気刺激策に乗り出した。その結果、住宅投資が増えて銅の需要が急増している。中国は主要国で唯一、20年のGDP(国内総生産)の伸びがプラス(2.3%)となっている。また銅価格の上昇には供給要因もある。生産地の南米やアフリカといった新興地域では、医療体制が十分に整っておらず生産にマイナスだ。地下という密な作業環境も、供給面の遅れを招いている。

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