──ドコモとの連携についてどのような検討が進んでいますか。
コムのベースは固定回線だったが、ドコモと連携してモバイル回線の力を借りれば、顧客に提供できる「つなぎ方」の幅が広がる。
NTTのビジネスモデルは「BtoBtoX」と呼ばれるもので、われわれの顧客は真ん中のB(法人)だ。彼らがX(エンドユーザー)に提供する価値がこのコロナ禍で大きく変わっている。ではそれをどのような技術やソリューションで支えられるか。顧客がやりたいことを聞いていると、モバイルに関するニーズが大きい。
──具体的にはどんなニーズが?
何をやるにしてもキーワードとなるのがデータだ。ドコモと連携すれば5Gも含めてさまざまな場面で(IoT機器などから)データを収集できる。
直近ではドコモの子会社と、三井不動産が管理する名古屋市の久屋大通公園で、防犯カメラ画像や匿名化されたスマートフォンの位置情報データを使って来園者の行動を分析している。施設運営やマーケティングに活用するための取り組みだ。
具体的なデータがあれば、分析したときに想定外の気づきがある。(連携の強化で)こうしたことをドコモと一緒にできるようになる。ドコモからしても、(法人に強い)コムの顧客にアプローチできる利点がある。
──NTTコム単体で見ると、2024年に電話回線がIP化されれば距離別だった通話料が定額化され、収入に打撃となります。
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