──持ち株会社NTTの澤田社長は「NTTデータは完全子会社化しない」と明言しました。澤田社長からは何を求められていますか。
現在、当社は(売上高で世界の)8位だが、「まずITサービスの業界の中で世界トップ5に入ることを目指せ、もっと上に行ってくれ」という思いが澤田にはあるし、われわれもそこを目指している。トップのIBM、2位のアクセンチュア、それらに続くデロイトやタタ(・コンサルタンシー・サービシズ)、HPE(ヒューレット・パッカード エンタープライズ)などに勝たないといけない。
──世界トップ5と比べて足りないものは。
トップ5に入るには売上高が2.5兆〜3兆円ないといけない。が、われわれは2019年度で2.2兆円強だった。また、海外の利益率が(19年度で1%未満と)低い。それを21年度までに7%に持っていきたい。成長力と稼ぐ力を両方高める必要がある。(システムインテグレーターのサービスに加えて)コンサルティングとデジタルビジネスがなければ、利益率はなかなか上がらない。
──今はどんな段階ですか。
05年から海外M&Aを活発化させ、海外拠点は53カ国225都市までに広がった。今はセカンドステージでブランドの確立を目指している。海外で「NTTデータ」と名乗ってもわかってくれない。主要国ではシェアを2%くらい取ると、その国のITベンダートップ10に入る。すると、政府や大企業から(システム構築の)提案依頼書をもらえるようになったり、大企業のトップとガチンコで会話できるようになったりする。
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