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ライフ #クラシック音楽最新事情

年の終わりにふさわしいリサイタルやコンサート ベートーヴェンの全交響曲が聴ける演奏会も

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  • 田中 泰 日本クラシックソムリエ協会 代表理事
5年半ぶりにデュオ・リサイタルを行う庄司紗矢香(上、©Norizumi Kitada _ UMLLC)とヴィキングル・オラフソン(©Ari Magg)

年末年始は、クラシック音楽が1年で最も光り輝き、多くの公演で業界全体が盛り上がる時期だ。コロナ禍により先の見えにくい状況が続いていることは間違いなく、2020年は、多くのコンサート、そして演奏家がその影響を受けた年だった。だが、こうした中でも明るい兆しは見え始めている。今回は、1年の締めくくりにふさわしいコンサートをいくつか紹介したい。

まずは、今号が書店に並ぶ頃、ツアーが始まっているバイオリニスト、庄司紗矢香の5年半ぶりのデュオ・リサイタルだ(12月23日/サントリーホールほか)。共演するピアニストは、遊び心に満ちた絶妙な演奏ぶりから「アイスランドのグレン・グールド」と称され、英グラモフォン・アワードの受賞者でもあるヴィキングル・オラフソン。

同世代の2人は、13年から共演を重ね、18年には、NHK交響楽団定期演奏会でメンデルスゾーンの「二重協奏曲」を披露した。相性のよさは折り紙付きだ。今回、2人の個性はどのような化学反応を見せてくれるだろうか。

ベートーヴェン生誕250周年のメモリアルイヤーを締めくくる公演にも注目したい。18回目を迎える大みそか恒例公演は今回も実施される。“炎のコバケン”こと小林研一郎指揮、岩城宏之メモリアル・オーケストラによる「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2020」は聴き応え十分なコンサートになるだろう。東京文化会館大ホールで、12月31日13:00開演、23:25終演という超長丁場のコンサートは、演奏者はもちろん、聴衆にも忍耐力が求められる。「苦悩を突き抜ければ歓喜に至る」というベートーヴェンの神髄を体験したい方にお薦めだ。

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