Nintendo Switch(以下、スイッチ)向けのゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』(あつ森)が世界的なブームを巻き起こしている。
今年3月に発売された同作は、発売から6週間で1341万本(国内・海外の合算)を売り上げ、シリーズの中でも過去最速で1000万本を突破。さらに発売から3カ月余りで販売本数は2000万本を超えた。『どうぶつの森』シリーズの歴史は2001年に発売されたNINTENDO64向けのソフトが始まりだ。過去作の最大のヒットは累計1255万本以上を売り上げたニンテンドー3DS向けソフトの『とびだせ どうぶつの森』(12年11月発売)だったが、あっという間にその記録を塗り替えた。

ソフトの大ヒットで新規のユーザーがゲーム機本体であるスイッチを購入。新作・旧作を問わずスイッチ向けソフトが売れに売れる好循環をもたらしている。スイッチの世界販売台数は、20年度第1四半期(4〜6月)で568万台(19年9月に発売された廉価版のLiteの262万台を含む)と前年同期比2.7倍。任天堂の連結売上高は約2倍、営業利益は約5倍の1447億円に膨らんだ。
利益が急増したのは、採算の高いデジタル販売の比率が大きく向上したため。この春は、新型コロナウイルス感染拡大から世界中で実店舗が休業を余儀なくされ、パッケージ版ソフトの流通が滞った。一方でネットを通じてソフトをダウンロード購入する人が大幅に増えたのだ。
この記事は会員限定です
残り 574文字
