──コクヨによる子会社化を阻止しました。
買い取り価格はコクヨとプラスで差があったのに、多くの株主がプラスに売ってくれた。ぺんてるの独立を維持してほしいという強い意思を感じた。
──元はといえば、水面下でプラスと資本提携協議を進めていたことが、コクヨの逆鱗に触れたのでは?
それ以前の問題として、われわれには(昨年5月の)コクヨの37%株取得の方法に不信感があった。
──マーキュリアインベストメントの有限責任持ち分を丸ごと買い取る(間接保有)というイレギュラーな方法でした。
前任の和田優社長が「青天の霹靂(へきれき)」と表現したとおり。あれがコクヨに対する不信感の原点だ。
──ではなぜ取締役会は昨年9月、コクヨの直接保有を認めたのですか。
不信感があったとはいえ、コクヨにはぺんてるの筆頭株主になっていただいている。ぺんてるの企業価値を向上させていかなければならないときに、にらみ合いを続けていても仕方がないという判断だった。株を直接保有していただくことで、前向きに話のできる環境が生まれるかもしれないと考えた。ただ、あのときに直接保有を認めたことが、現在の膠着状態につながっているわけだが……。
──現在、コクヨと協業に向けた話し合いはできていますか。
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