解答は「マナビノタヨウカ」でした

解説
4年制大学への進学率が初めて5割を超えたのは2009年。その後も上昇傾向は続き、19年は4年連続で最高を更新して53.7%となった。18歳人口が減る一方、4年制大学の数は10年まで増え続け、その後は横ばい。コロナ禍による今後の影響は未知数ながら、直近までの進学率の高さは無理からぬことだ。
大学と学生の関係も大いに変わった。学生が入学を志願して大学に選んでもらっていたのはもはや過去。今や大学が学生の確保のため猛烈なアピールをする時代となった。生き残りを懸けてあの手この手で特色を打ち出し、受験生や親に魅力を伝える。その結果、大学で起きているのが「学びの多様化」だ。カリキュラムの充実やコースの新設などで学生を手厚く支援しようとする大学も多い。それは名門校とて例外ではない。
東京大学は、大学院生を対象とする「データサイエンティスト養成講座」を16年に開始した。講座を支援する企業の実際のビジネス課題を分析する応用課程を設置するなど、修了後のキャリアを明確に意識している。また、早稲田大学は、学部生や大学院生向けのアカデミックライティングプログラムを充実させている。チューター約30名・指導員60〜70名体制で「自立した書き手」の育成を進める。なおこの2校は3月、連携・協力に向けた基本協定書を締結し、「国私連携」と話題になった。具体的な連携内容の発信が待たれる。
大学のグローバル化も学びの多様化をもたらすと同時にアピールの手立てとなっている。京都大学、東北大学、慶応大学などは、海外の協定大学と双方で学位を取得できるダブルディグリー制度を設け、学生たちを留学やその後の世界での活躍へと誘う。
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