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ビジネス #船・港 海の経済学

現役世代の支持集めるクルーズベンチャー 船会社とシステム連携で掲載商品充実

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澤田社長は旅行大手・エイチ・アイ・エスの澤田秀雄会長の長男で、後継者とも目される(撮影:ヒダキトモコ)

近年、クルーズ特化型のネット専門旅行ベンチャーであるベストワンドットコムが、5期連続で年率約30%の売上高成長を続けている。

ベストワンは、大手旅行会社がカリブ海や地中海などでのクルーズ乗船券を仕入れて日本との往復航空券や添乗員、寄港地ツアーを組み合わせたパッケージ商品はもちろん、国内では珍しくクルーズ乗船券の単品販売に注力している。

これまでの旅行会社は、日本のクルーズ人口が拡大せず、消費者の理解度も低かったことから、確実に集客できるクルーズを厳選して仕入れ、現地への航空券や添乗員を付属させる形が多かった。ベストワンは仕入れではなく、空室状況や価格情報をベストワンの予約ページに随時反映する「API連携」を世界中の船会社と強化。米ロイヤル・カリビアン・インターナショナルなど世界大手とのAPI連携により約6000(2019年7月時点)ものコースを低いリスクで掲載することに成功した。

カジュアルクルーズの取り扱いが豊富なことや、現役世代に普及するFIT(海外個人旅行)との相性のよさが奏功し、同社の顧客は半数近くを40代以下が占めるのも特徴的だ。ベストワンの澤田秀太(ひでたか)社長は「クルーズは自分で経験し、いい商品だと思った。さらにネット販売が中心のため、パンフレット印刷や店舗維持などの費用はかからない。営業利益率は10%を超えている」と、その先見の明と収益モデルに胸を張る。

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