──2020年3月期の営業利益は前期比13%減の2300億円と減益予想です。
19年はスマートフォンなどの通信機器や自動車の生産減少を受け、電子部品の需要が落ちた厳しい1年だった。前年の18年は車載向けMLCCの需給が逼迫していたため、予想外だ。ただ、ADAS(先進運転支援システム)など自動車の電装化や5Gへの流れは明確であり、今後については悲観していない。設備投資を継続して、需要増加に備えていく。
──20年は5Gが本格化するとみられています。
すでに中国では5Gの基地局が敷設されて端末も出始めた。日本でも5Gが今後始まる。現在は6ギガヘルツ未満のサブ6が主だが、30ギガヘルツ以上のミリ波が一般的になれば、高周波特性に優れた当社の樹脂多層基板「メトロサーク」を利用した通信モジュールの需要が増すだろう。通信機器に搭載される電子部品の点数が増え、高機能化や超小型の部品も必要とされ、電子部品業界全体にとってもプラスになる。
──5Gや自動車の電装化以外でビジネスチャンスはありますか。
エネルギーや環境問題に関わる分野に注目している。再生可能エネルギーの使用が加速し、電力供給を平準化するための電池やインバーターが一層必要になる。
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