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日本人の海外旅行はまだ伸びる 旅行|Interview|エイチ・アイ・エス 会長兼社長 澤田秀雄

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さわだ・ひでお 1951年生まれ。ドイツ・マインツ大学留学後、80年にエイチ・アイ・エスを設立。2010年には経営不振だったハウステンボスの社長に就任。同社の経営再建に成功。(撮影:今井康一)

店舗型の旅行会社が牽引してきた日本人の海外旅行(アウトバウンド)ビジネスは、オンライン旅行会社(OTA)の台頭で分岐点を迎えた。かつて格安航空券の取り扱いで業界に旋風を巻き起こしたエイチ・アイ・エス(HIS)の澤田秀雄会長兼社長は、旅行会社の未来をどう見るか。

 

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──東京五輪でインバウンドの一段増に期待がかかります。

HISはインバウンド事業を抱えているので、いい影響が出る。インバウンドは年々増えており、現在の年間3000万人程度から、4000万人へ成長するだろう。ただ、アウトバウンドへは五輪の開催時期に(日本人が国内にとどまれば)、マイナス要因となりうる。

──中・長期的なアウトバウンド市場の展望をどう見ますか。

現在の市場規模が年間2000万人弱で、大きな成長もしていない。先進諸国で年間に国民の約30%が海外へ渡航しているのに対し、日本はまだ20%弱なので、アウトバウンドは3000万人まで伸びる余地がある。とくにOTAのような、スマホで旅行商品を購入できる業態が成長するはずだ。

──2019年は世界最古の旅行会社とされる英トーマス・クック・グループが経営破綻し、旅行ビジネスのネット移行を印象づけました。

長い歴史を持ち、社員の規模も当社とよく似た会社が破綻したことで刺激を受けた。今後、店舗型ではOTAのような急成長は見込めない。店舗型の時代は半分終わった。当社も成長が鈍ったり、赤字を出す店舗は徐々に撤退していく。儲からないことはやらない。

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