印西市は千葉県の北部、印旛エリアにある人口約10万人の街である。東京から40キロメートル圏にあり、千葉ニュータウンの中核を成す街でもある。
北に利根川、南部・東部には印旛沼が位置し、西北には手賀沼を望む。地盤が悪いように見えるかもしれないが、このエリアは下総台地にあって地盤が強く、活断層も存在しない。そのため東日本大震災以降は金融機関の事務センターや大企業の研究所、バックアップ施設などが構えられた。
先日の台風19号で川崎市の武蔵小杉地区は水害が生じ、もろさを露呈したが、この街の中心部は台地上に位置しており、水害のリスクも低いという。
また成田空港まで15キロメートル程度でアクセスしやすいことから、物流基地としても高い評価を得ている。2016年3月には物流大手のグッドマンジャパンがグッドマンビジネスパークを開業。「Live+Work+Play」をテーマにロジスティクスとビジネススペースを兼ね備えた開発を進めている。これまでの物流施設は物流に必要な機能に特化してきたが、千葉ニュータウンの人口の多さに着眼し、ビジネススペースやアメニティーゾーンを開発してカフェや託児所、スーパーやホテル、フィットネス施設なども整備される予定である。
その住みよさの理由は
かつて開発された多くのニュータウンが、人口増加が止まって高齢化や少子化が進み、不動産価値を落としていく中、この街が独自の成長を遂げていることは、毎年発表される東洋経済「住みよさランキング」でもうかがい知ることができる。印西市は今年は調査方法が変更されたため14位だったが、12年から18年まで7年連続で全国首位であった。その理由は、京成成田空港線の開通で都心部へ約1時間でアクセスできるという交通利便性だけにとどまらない。
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