8月23日、あるシステムがLINE証券で採用されたことが明らかになると、開発した企業の株価が翌営業日から瞬く間に上昇。2週間後に2.8倍になった。
開発したのは証券会社や機関投資家向けにシステムを納入しているインタートレード。同社が開発した「Spider」というシステムは、LINE証券の目玉である1株ごとの即時売買を支えている。

通常、株式の売買は100株など単元ごとの取引になる。単元に満たない株は端株(はかぶ)、ミニ株などと呼ばれ、取引所の市場では売買できない。
LINE証券は投資初心者のハードルを下げるため、1株ごとの即時・少額売買にこだわった。「LINEのユーザーに繰り返し聞く中でニーズがあることがわかった」(LINE証券の落合紀貴Co-CEO)からだ。だが従来の証券会社では端株の注文を1日に2回程度へ集約し、まとめて市場に出す方法が一般的。大量に生じる端株処理の自動化は前例がなかった。
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