塚田好宣は、8月24日の誕生日に50歳を迎えると、すぐにシニアツアーに挑戦した。
塚田の経歴は、異色だ。東海大学を中退し、単身で米国へ。しかもニューメキシコ陸軍士官学校へ入学。さらに卒業後、SEルイジアナ大学に入学し、中退して今度はオーストラリアへ渡り、プロへ転向。1999年、日本のプロテストにも合格。すぐにアジアンツアーなど世界を転戦するようになった選手だ。その彼がシニアツアーで感じた印象が、とても興味深い。
「何とか回ってきたという感じですね。ともかくプレーが速いのが驚きで、ついていくのがやっとなんですよ」と、シニア選手たちのテンポに、まずは戸惑ったという。
「無駄なことはしない。シンプルにシンプルにプレーするんです。ルーティンにしても、ホントに無駄は省いて、ともかくシンプルに。そのテンポにまだついていけませんでした」と言った。
いわゆるシニア・ルーキーは、異口同音にプレーが速いという。今シーズン初めにシニアツアーに参戦し、開幕戦の金秀シニアで優勝した手嶋多一も「プレーが速いですね。ホントにみんなルーティンも最小限にしてどんどん省くんですよ。これはいいな、と思いました。僕らの時代は、ノロノロしていると怒られたものですよ、さっさとやれよ!ってね。でも最近の若い選手は、あれこれやりすぎて、僕から見れば、遅いんですよ(笑)。それがシニア選手たちは、不必要なものをどんどん省いていく。それで出来上がったリズムがあるんですね。それって、すばらしいと思うんです。決断力、判断力、集中力にはいいわけです」と言っていた。
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