東京都多摩市は東京南西部の、北端を多摩川、南端を多摩丘陵に接する人口14万8000人の街である。面積は21平方キロメートルで都内の自治体としては決して広くはなく、そのため人口密度は1平方キロメートル当たり7000人を超える。
多摩市にはJRと高速道路が通っていない。京王線、京王相模原線と小田急多摩線が走るが、駅は4つのみ。京王線の聖蹟桜ヶ丘駅、京王相模原線と小田急多摩線が並走する永山駅と多摩センター駅、小田急多摩線の唐木田駅だ。聖蹟桜ヶ丘から新宿までは特急で約30分。多摩センターや永山からもやはり新宿に出る。この街は私鉄の雄である京王電鉄と小田急電鉄が造った新宿経済圏の街であり、この4駅を中心に商業施設や業務施設が展開されている。
聖蹟桜ヶ丘は多摩川を挟んで府中市と向き合い、西で日野市と接する多摩市北部の中心街である。京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(SC)や聖蹟桜ヶ丘オーパなどの商業施設のほか、京王電鉄やその関係会社などの本社がある。
多摩センターは八王子市側につながることから商圏が広く、ココリア多摩センター、小田急マルシェ、京王多摩センターSC、イトーヨーカドーなどの商業施設、サンリオエンターテイメント(サンリオピューロランドの運営会社)、ベネッセコーポレーション、ティアック、ミツミ電機など大手企業の本社・本部が目立つ。
多摩ニュータウンで最初に開発された永山にはJTBやセブン&アイ・ホールディングス、AIG損害保険などの研修所や電算センターなどが、唐木田には大和証券や三菱UFJ銀行の研修所、データセンターなどが立地している。
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