
7兆円弱の市場規模を持つアート市場。近年は投資対象として注目が高まるが、売買の対象となるのは一握りの超有名作家のみ。情報が出回る場も限定される。この閉鎖的な市場をオープンにすべく、2014年に創業されたのがスタートバーンだ。
施井泰平CEO(42)は多摩美術大学卒業の現代美術家。「インターネット時代のアート」をテーマに日々創作に励む中で、「既存市場に流通しない99%の作家にも活躍の機会を提供したい」との思いが募り起業した。
現在進めているのが、ブロックチェーンを活用してアートの情報インフラを作ること。10月から本格展開する「アート・ブロックチェーン・ネットワーク(ABN)」は、作家の有名無名を問わず、来歴や真贋鑑定結果といった作品の価値や信用に関わる情報をブロックチェーンに記録できることが特徴だ。異なる販売者間で売買されても情報が引き継がれる。さらに作品が売買されるたび、作家が還元金を受け取ることも可能だ。
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