資産運用、がん早期診断、EC支援……。代わる代わる舞台に現れるベンチャー経営者が、自ら手がける事業についてプレゼンを行っていく。誰もが、持ち時間の6分間に熱を込める。
神戸市で7月、ベンチャー経営者やベンチャーキャピタルの担当者など約750人が集うイベント、インフィニティ・ベンチャーズ・サミット (以下、IVS)が開催された。2日間の会期中、組織論や財務戦略、最新テクノロジーなどをテーマに、ベンチャー関係者が登壇するセッションが20以上行われた。
冒頭のプレゼン場面は、2日目に行われた目玉企画「ローンチパッド」での一幕だ。ローンチパッドには毎回、事前審査で勝ち上がったサービス開始間もない10社程度が登壇する。これをきっかけに資金調達が実現したり、メディアへの露出が増えたりすることもある、ベンチャーの登竜門といえる場だ。
IVSのようなベンチャー経営者向けのイベントはほかにもある。参加費が1人当たり20万円以上必要なイベントもあるが、どれも数百人規模の動員があり盛況だ。セッションの内容が経営の役に立つというのはもちろんのこと、別の理由もある。

効率的に「相手探し」
「勝負は昼食、夕食時のネットワーキングだ」。IVSに参加した、企業向けのクラウドサービスを展開するベンチャー経営者はそう話す。どのイベントも、ベンチャーからの参加者のほとんどが経営トップやナンバー2だ。「多くの経営者と直接話ができるので、先方へのサービス導入や協業が決まりやすい」(前出のベンチャー経営者)。
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