ヒルトングループを皮切りにホテルマン人生をひた走ってきた田中正男氏。今は沖縄に生活拠点を置き、沖縄のホテルを経営する。外と内、両側から見た沖縄の実像とは?
──沖縄での生活はどうですか。
生活し始めて感じたのは、旧正月、お墓参りの清明祭(シーミー)、旧盆など年中行事が実に多いということ。琉球王国時代から続く慣習が今も生活に息づいていて、観光客は日本であって日本ではない原始的な雰囲気の魅力に引きつけられている。琉球の舞踊や唄はすばらしいものがある。
だから沖縄を訪れた人の多くが「沖縄の人はやさしいなあ」と感じて、リピーターになってくれる。
──ハワイとの違いは?
石垣島はハワイ島、宮古島はマウイ島とどことなく雰囲気が似ている。石垣、宮古はこれから魅力を高めていくと思う。が、肝心の沖縄本島とオアフ島が大きく違う。
オアフ島にあるハワイ州都ホノルルには世界中の高級ホテルが集まり、ショッピングセンターやレストランがひしめいている。富裕層が長期間滞在しても退屈しない。何より空港のすぐ近くにワイキキビーチがある。
それに比べ沖縄の中核市・那覇はカッコよさでホノルルに負けてしまっている。ワイキキのようなすばらしい景観のビーチが近くにあれば観光力は随分変わると思う。
──それでも観光客数はハワイに匹敵する水準になりました。
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