──世界のホテル市場において、日本はどのように映りますか。
訪日外国人数が順調に伸び、非常によい状態だ。現在、都市部の客室稼働率は年間平均で85%前後と、世界的に見ても高水準。IHGが日本で展開する4ブランド32ホテル、約1万室の稼働率はその少し上を行く。
とくに東京というマーケットは、「インターコンチネンタル」のような高価格帯ブランドの平均客室単価が高水準。パリやロンドン、モスクワなどと並んで世界トップ5、6の都市だ。
──東京を高く評価する一方、今後の新規開業は地方が目立ちます。
2021年までに日本初上陸ブランドを含む6店をオープンする。ホテル開業が東京や大阪、京都といった都市に集中する中、われわれは大分県別府市や愛知県犬山市を選んだ。実はこのような外国人になじみの薄い都市にこそチャンスがある。
訪日外国人は今にも年4000万人に到達する勢いで、今後も日本の観光業は成長するだろう。そうなれば大都市だけでなく、全国のあらゆる都市に旅行者が分散するはずだ。そのうえ、こういった都市には競合となる外資系ブランドが進出していることもまだ少ない。
──今年8月の別府は、IHGにとって日本で6年ぶりの新規開業です。開業ラッシュに出遅れたのでは?
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