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「2000億円投じ、未踏の領域へチャレンジする」 柿木真澄 丸紅 社長

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かきのき・ますみ●1957年生まれ。80年東京大学法学部卒業、丸紅入社。2010年電力・インフラ部門長、13年常務、17年専務、18年副社長。19年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)
2018年度決算で過去最高益を更新した丸紅。今年5月に発表した中期経営戦略では従来の商社の枠組みを超える必要性を強調した。これからの丸紅をどう舵取りするのか、4月に就任した柿木真澄社長に聞いた。

──なぜ従来のビジネスの枠組みを超える必要性があるのですか。

おのおのの部門やユニットが細切れになっており、商品基軸にとらわれているため新しい発想ができなくなっている。いわば、殻に閉じこもっている状態だ。一方、世の中の変化は激しく、自分たちのビジネスが今のまま続いていくとは思えない。そういうぞっとするような危機感がある。

現在、丸紅が展開している事業が世の中のニーズをどれぐらいカバーできているかを表にまとめると、カバーできていない真っ白な領域がたくさんあることがわかった。殻を破って飛び出さなければならない。これまでの事業を伸ばしていくのはもちろんだが、丸紅が取り組んでこなかった領域にチャレンジする必要がある。5月に公表した戦略に基づき、この領域に2000億円を投ずる。

──4月に立ち上げた次世代事業開発本部の役割は何でしょうか。

本部として100人ほどの組織をつくった。75%は各営業本部から集めた社員。残り25%は外部から採用した技術者やデータアナリストだ。組織を整備したうえで、時間を与えて真っ白な領域に取り組んでもらう。すぐに黒字にできるとは思っていない。新本部のチャレンジが既存の13本部に刺激を与えることも期待している。

──どんな事業が出てくることを期待しますか。

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