──なぜ従来のビジネスの枠組みを超える必要性があるのですか。
おのおのの部門やユニットが細切れになっており、商品基軸にとらわれているため新しい発想ができなくなっている。いわば、殻に閉じこもっている状態だ。一方、世の中の変化は激しく、自分たちのビジネスが今のまま続いていくとは思えない。そういうぞっとするような危機感がある。
現在、丸紅が展開している事業が世の中のニーズをどれぐらいカバーできているかを表にまとめると、カバーできていない真っ白な領域がたくさんあることがわかった。殻を破って飛び出さなければならない。これまでの事業を伸ばしていくのはもちろんだが、丸紅が取り組んでこなかった領域にチャレンジする必要がある。5月に公表した戦略に基づき、この領域に2000億円を投ずる。
──4月に立ち上げた次世代事業開発本部の役割は何でしょうか。
本部として100人ほどの組織をつくった。75%は各営業本部から集めた社員。残り25%は外部から採用した技術者やデータアナリストだ。組織を整備したうえで、時間を与えて真っ白な領域に取り組んでもらう。すぐに黒字にできるとは思っていない。新本部のチャレンジが既存の13本部に刺激を与えることも期待している。
──どんな事業が出てくることを期待しますか。
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