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「フェイスブック“リブラ" 流通には高いハードル」 石村富隆 GMOコイン 社長

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いしむら・とみたか●1973年生まれ。東洋信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)を経て、2003年にライブドア入社、FX事業立ち上げを主導。13年よりGMOクリック証券の英国法人CEO、17年より現職。(撮影:尾形文繁)
ビットコイン価格が1年3カ月ぶりに1万ドルを突破するなど、回復の兆しが見られる仮想通貨市場。米フェイスブックによる独自仮想通貨「リブラ」のサービス構想発表も話題だ。今後、仮想通貨を取り巻く事業環境にはどんな変化が見込まれるのか。国内の仮想通貨交換所大手、GMOコインの石村富隆社長に聞いた。

──長らく低迷した仮想通貨市場に、変化が見え始めました。

昨年11月くらいから取引ボリュームがかなり減ってしまい、どこの事業者も厳しい状態だった。それが4月に入り多少動きが出てきて、足元ではマーケット全体にいい雰囲気が戻ってきた。当社の収益も回復しつつある。

ただこれを“回復”と言っていいのかどうか。ビットコイン価格が回復している理由も、いろいろ指摘されてはいるが正直よくわからない。それに、マネーロンダリング対策など事業者側のレギュレーション対応コストは上がっている。楽観できる面ばかりではない。

──昨年3月にはシステムリスク管理の態勢の不十分さを指摘される行政処分を受けました。その後、どんな対応を行ってきましたか。

GMOコインに関わるメンバーは当時の3倍近くまで増やした。われわれの使命は顧客にいつでも安心して取引してもらえる場をつくること。取引が集中したときにシステムが長々止まるようではダメで、そここそ業務改善命令のポイントだった。今はセキュリティー面、システム面など金融庁が求める水準のものを構築できている。

この点は他社も同じだ。コインチェックの事件以降、業界各社に軒並み指導が入ったことで、ばらつきのあったマインドセットが高いレベルにそろったと思う。

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