──長らく低迷した仮想通貨市場に、変化が見え始めました。
昨年11月くらいから取引ボリュームがかなり減ってしまい、どこの事業者も厳しい状態だった。それが4月に入り多少動きが出てきて、足元ではマーケット全体にいい雰囲気が戻ってきた。当社の収益も回復しつつある。
ただこれを“回復”と言っていいのかどうか。ビットコイン価格が回復している理由も、いろいろ指摘されてはいるが正直よくわからない。それに、マネーロンダリング対策など事業者側のレギュレーション対応コストは上がっている。楽観できる面ばかりではない。
──昨年3月にはシステムリスク管理の態勢の不十分さを指摘される行政処分を受けました。その後、どんな対応を行ってきましたか。
GMOコインに関わるメンバーは当時の3倍近くまで増やした。われわれの使命は顧客にいつでも安心して取引してもらえる場をつくること。取引が集中したときにシステムが長々止まるようではダメで、そここそ業務改善命令のポイントだった。今はセキュリティー面、システム面など金融庁が求める水準のものを構築できている。
この点は他社も同じだ。コインチェックの事件以降、業界各社に軒並み指導が入ったことで、ばらつきのあったマインドセットが高いレベルにそろったと思う。
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