会員数9400万人超を誇る「プレイステーションネットワーク」(以下、PSN)は、2006年に始まり、今やゲーム事業の収益柱になった。躍進の秘訣と今後の展望をPSNの立ち上げ人に聞いた。
──ハードやソフトの売り切りに頼らない、定額収入のビジネスモデルを築きました。
PS3上で提供していた当初は、ソフトの中にあるシナリオの拡張や武器や装備など追加コンテンツの販売が中心で売り上げは小さかった。ただ、13年に発売したPS4からPSNの売り上げは大きく伸びた。PS4はPS3に比べ有力ゲームタイトルが豊富にあったという面もあるが、PSN上でパッケージソフトの発売と同時にダウンロード販売を始めたことが大きかった。映画の封切り日に動画のストリーミング配信が始まるようなもので、ユーザーにとっての利便性が上がった。
さらにオンライン対戦やチャットなどの機能を拡充し、ユーザーの囲い込みにつなげた。その結果、月額制の有料サービス「PSプラス」の会員数は、現在3600万人超に上る。
──運営面でのハードルは。
システムの開発や運営にはお金も人も割いている。かつてはクラウドサービスがなく、自前でサーバーを持っていたが、今はAWSなど外部サービスを活用することで、メンテナンス時間の縮小や急激なアクセス増への対応もできるようになった。
──14年からはゲーム端末を選ばない、クラウド型の「PSナウ」を始めました。クラウドゲームはグーグルが今秋、サービスを開始します。
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