有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #少数異見

今の若者は保守的か? 未来を担う世代の『異見』 新入社員は臆せず主張してほしい

3分で読める 有料会員限定

先日、SNS上で2枚の写真が拡散されていた。1986年のバブル時代と2011年の、入社式の写真である。

86年の若者の装いは、チェックのワンピース。白い靴を履いている者もいる。髪形も表情も個性的だった。一方、四半世紀後の入社式の写真の新入社員は黒のスーツ、黒い靴、まとめ髪の髪形まで同じだった。写真の選択が恣意的かもしれないが、識者が個性重視、ダイバーシティー重視と論じる中で、現実は多様性を歓迎しているとは言いがたく、ため息が漏れた。

19年の就職人気企業ランキングを見ると航空会社、保険会社、総合商社など誰もが知る大手企業が上位を占める。「大手」「安定」「高収入」は学生にとっては外せない条件であり、残念ながら多様性や個性は読み取れない。

しかしここで、令和の新卒は保守的だ、と結論づけてよいのだろうか。筆者は先日、採用面接・選考解禁間近の大学4年生からこんな話を聞いた。「就職活動は予定していない。やりたい仕事は今でもアルバイトでできる」。一元化されたリクルート活動に意味を見いだせないが、働くことには前向きで迷いは感じられない。志ある学生の中には複数社のインターンを経験した結果、皮肉にも企業でのキャリアに希望を見いだせず在学中からリスクを取り起業やNPOの道を歩む者も少なくない。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数