今年4月に社長に就いた兵頭誠之氏。新規事業の種まきなどについて聞いた。
──先を見据えた投資はどのようなことを行っていますか。
米国シリコンバレーや英国ロンドンなどで、現地のスタートアップ企業群とのネットワークを作っている。東京本社から投資の権限の一部を委譲し、3年で200億円を即時に使える枠組みを設けた。
すでにいくつかの案件で投資をしてスタートアップ企業との対話が始まり、化学反応が起こり始めている。100ある候補から10年後に1個でも2個でもうまく育ってくれれば、今のジェイコムのような企業が生まれてくると期待している。
──住友グループの強みは何ですか。
たとえば三井住友フィナンシャルグループ(FG)との協業がある。三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は来春、当社の出資比率を引き上げることで、三井住友FGとの折半になる。われわれが自社のバランスシート上で持たなくてもいい事業の資産はSMFLに移す。そうするとSMFLの業容が拡大し、われわれも資産の回転率が上がっていく。
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