
国立と私立が競い、それに公立が追随するのが広島県。広島大附属、広島大附属福山が有力国立校で、私立の修道と広島学院も人気・実力ともに高い。
2018年度入試の東大合格者は、広島大附福山は11人、広島大附属は10人、広島学院は12人で拮抗している。また、女子中高一貫のノートルダム清心も、東大へ3人の合格者を出すなど、定評のある高校だ。
公立では広島市立の基町が、中高一貫の県立広島や広島市立舟入、県立の尾道北などの進学校よりも頭一つ抜け出ている。
広島県は1998年に総合選抜制度が廃止され、06年には学区制が廃止された。学区の境がなくなり県立校は優秀な生徒を集めやすくなったが、国立・私立と比べるとまだ背中を見続けたままだ。

岡山朝日に人気 中高一貫もじわり上昇
岡山県では県立の岡山朝日と岡山操山(共に岡山市)、倉敷青陵が進学校として君臨してきた。総合選抜制が廃止された98年以降、岡山市では学力優秀者が岡山朝日に流れた結果、岡山操山の分が悪くなった。
18年度入試では東大合格者は岡山朝日が11人であるのに対し、岡山操山は3人だ。
岡山操山は01年に中高一貫となり、その後、倉敷天城(倉敷市)や岡山大安寺(岡山市)が転換し、中高一貫校の人気が高まっている。今後、優秀な生徒を取り込めれば、岡山朝日と肩を並べる学校が出てくる可能性がある。
私立の岡山白陵も健闘、進学実績を伸ばしている。岡山白陵は、18年度の東大合格者数で、県内では岡山朝日に次いで多い8人を出した。

山口県は、山口と徳山、下関西、宇部が県立4強。合格実績では山口が一歩リードしている。山口は首相を務めた岸信介、佐藤栄作を出した高校だ。1校で2人の首相が出たのは、山口を含めて全国で5校しかない。
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