1/1 PAGES
世界2強のエゴとエゴのぶつかり合い──。米国が中国に仕掛けた貿易戦争の行方が混沌としている。トランプ米大統領の暴走に見える対中攻勢は、実は米国の議会や産業界からの支持も背景にある。だが、「関税賦課一辺倒はよろしくない」というのが本音。TPP(環太平洋経済連携協定)のような多国間の枠組みに中国を引き入れることを狙っている。
報復に抑制的な中国 WTOルールの不備も
一方の中国。米国の圧力は不当だと主張し、対抗措置を取るものの、13億の国民の生活のためには、貿易での一定の開放は不可避と考えている。「一帯一路」「中国製造2025」という国策を掲げた中国にとって、国際的な対立はできれば避けたい。対米報復も抑制の利いた姿勢が目立つ。
この記事は会員限定です
残り 164文字
