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ライフ #人が集まる街 逃げる街

団塊世代に代わり子育て世代が流入 流山市(千葉県)

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  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

千葉県流山市は、東京都心から北西へ直線距離にして約25キロメートルの地点に位置する、人口約18.6万人の街である。市域は江戸川の東岸に沿って南北約7キロメートル、東西約5キロメートルに及ぶ。

古くは江戸川と利根川に挟まれていたことから水運が盛んだったが、高度成長期以降、首都圏に多くの人々が集まるに従い、都心に通う勤労者の街として急速に宅地化されていった。

だが、21世紀を迎えるまで流山に対する評価は必ずしもよいものではなかった。都心から25キロメートルとはいえ、都心へのアクセスが必ずしも良好ではなかったからだ。

流山駅から鉄道で都心部に出るには、JR常磐線を利用するしかなかった。しかも常磐線は市の南東部をわずかにかすめるだけ。通勤するには隣の柏市の南柏駅に行くか、流鉄流山線で馬橋、JR武蔵野線で新松戸、または東武野田線で柏駅へとアプローチするしか方法がなかったのだ。

この交通利便性の難を解消したのが、2005年8月に開通した首都圏新都市鉄道「つくばエクスプレス」である。同鉄道は東京の秋葉原駅から茨城県のつくば駅までを快速で45分で結び、流山市の中心部を縦断する。流山市内には、南流山、流山セントラルパーク、流山おおたかの森の三つの駅が誕生。特に南流山駅はJR武蔵野線、流山おおたかの森駅は東武野田線と接続したことで、「人が集まる街」として人気が出た。駅前には高層マンションや大規模商業施設が続々と誕生したのだ。

流山市が注目されたのは、つくばエクスプレス開通による交通利便性の向上だけが原因ではない。市を挙げて子育て支援と教育環境の充実に力を入れたからでもある。

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