「歴史は暗記科目ではない」と高校の教員が強調しても、大学入試の日本史を見るかぎり暗記ばかり(ただし東大は除く)。しかも超難問・珍問・奇問にあふれている。これら「悪問」を見ながら、辛口で論評していこう。

いきなり、ミスタージャイアンツ。長嶋茂雄を書かせるのは、女子生徒には酷では?日本史の問題として、存命中のミスターの知識がいるのか疑問。しかも出題は京都の立命館。阪神ファンが怒るのでは?

早大入試では、石橋湛山(たんざん)を筆頭にワセダOBがやたらと登場する。教員の自校愛が強すぎる!三浦銕太郎(てつたろう)は、石橋とともに東洋経済新報社を代表する人物であるが、入試で覚えなければいけない人物ではない。

村上水軍を書かせるって、文芸系出版社の入社試験か。

鉄道ファンは楽勝かもしれないが、この前フリでこの出題はお戯れでございますか学習院。また「つばめ」を漢字で書く人はいたのか。現代でいえば新幹線で「望」「光」「木霊」と書かせるような出題だ。

梅北国兼(うめきたくにかね)って誰?歴史用語集にも載っていない。上智大の追求する叡智(ソフィア)は、少なくともこんな枝葉知識じゃないはず。

あの京大なら、さぞや練った良問を出すかと思いきや「インスタントラーメン」を答えさせる。カップラーメンやインスタントコーヒーという誤答が多そう。受験中に腹も減る。ちなみに3年後、京大は『サザエさん』を書かせている。入試問題では東大に負けっぱなし。

菊多関(きくたのせき)(勿来関(なこそのせき))は、教科書の地図にノーコメントでひっそり示されており、用語集には載っていない。これを「教科書レベル」「学習指導要領の範囲内」でしょ。といわれても受験生は困ってしまう。
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