日本一の高齢化率で知られる群馬県南牧(なんもく)村。長谷川最定村長に村の現状と人口減対策を聞いた。
平成初めに3割弱だった高齢化率は現在6割。予想以上の速さで上がった。平成の大合併で高齢化率の高い自治体が軒並み吸収され、気づけば日本一に躍り出てしまった。
村で生まれる子どもは毎年3〜4人で、大都市のような転入増がなければ人口減は避けられない。2017年度は小学6年生が1人もいない。若い人が村に将来性を感じられず出ていってしまうことも少子化に拍車をかけている。人気なはずの役場でさえ若者が就職を敬遠している。
村の92%は山林で、宅地はわずか1%。平地が少ないため工場誘致も難しい。仕事がなければ若者は移住してこない。そこで村主導で老人ホームを建設し、村民へのサービスを充実させるとともに雇用も生み出した。道の駅でも、これまでは村のおばちゃんたちが仲間内で回していたのを正規雇用に切り替えた。給与水準は公務員並みで、ボーナスも出す。仕事が安定していなければ、子どもを育てられない。
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