「インターネットの次は、アルゴリズムの時代がやってくる」
そう宣言したのはPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)の上野山勝也社長。昨年11月、上場後初の決算説明会でのことだ。
パークシャはAI(人工知能)分野でアルゴリズムの開発と提供を行うB to Bのテクノロジー企業。東京大学大学院で最先端の機械学習技術を学んだ上野山社長が2012年に起業し、昨年9月に東証マザーズに上場した。30人台の社員の9割弱を技術者が占める。ちなみに社名は、「千里眼」を持つという仏教の広目天のサンスクリット語名に由来するという。
ビジネスモデルはシンプルで、テキスト解析や画像・映像解析、情報推薦といったアルゴリズムを自社開発し、企業の用途に応じて提供。顧客企業のソフトやハードにアルゴリズムを組み込むモジュールか、もしくはアルゴリズムを組み込んだ自社ソフトという二つの方法で販売する。
顧客企業がアルゴリズムを使えば使うほど、データ解析の精度が高まる「データの好循環構造を持つ」(上野山社長)ために、他社の同種サービスに乗り換えられにくいのが強みだ。

企業活動のサポート領域に特化する戦略で、米グーグルなどAI分野の強大なプレーヤーと競合しない立ち位置を確保。中期的に、利幅が厚いソフト販売の比率を高めていく成長シナリオを描く。
一般消費者が意識せずにパークシャの携わるサービスに触れていることもある。一例がメッセンジャーアプリ「LINE」上での活用。銀行などが利用者のLINEでの問い合わせに自動応答する際に使われるのが、パークシャ子会社のアルゴリズムソフトだ。
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