すわ・やすお●2008年から13年まで法政大学大学院政策創造研究科教授。社会人基礎力に関する研究会などの座長を歴任。(撮影:今井康一)
リカレント教育が重視される理由の一つは、われわれが長期間働くようになったことだ。人生100年時代が到来し、大学卒業後から70代まで働くとすると、半世紀働くことになる。その間、変化のリスクに対応し続けるには学び直しの習慣が不可欠だ。
今後は会社を辞めても働き続けようと、起業する人も増えるはずだ。そこで求められるのは、ニッチな世界でナンバーワンになること。それがオンリーワンにもつながる。どんな世界でも唯一の存在になるには、1万時間ほどの勉強や訓練が不可欠。20代からの50年間なら、1日1時間以内で済む。学びの習慣は生涯現役のベースになる。
新たな社会人基礎力が必要
では何を学べばいいか。まず共通して言えるのは、社会人として必要な能力=OSを身に付けておくべきということだ。2006年に新社会人向けに、前に踏み出す力や考え抜く力、チームで働く力などの「社会人基礎力」を提唱した。それにリーダーシップなども考慮した、新たな「社会人基礎力」が必要となっている。たとえばチームで働く力は、中高年になると落ちる人もいる。だからこそ学び直しが必要だ。
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