仮想通貨への投資で億万長者に。にわかに信じがたいドリームを成し遂げた「億り人(1億円以上の資産を持つ人)」が、昨年は続出したもようだ。彼らはなぜ、巨額の利益を手に入れることができたのか。3名の投資家を取材した。

──最初に購入したきっかけは?
ヨーロピアン(以下、ヨ) インターネットのニュースを見たことがきっかけでした。(仮想通貨取引所が破綻した)マウントゴックス事件の後でしたが、事件のことは当時知りませんでした。その後、ビットコインの発案者であるサトシ・ナカモトの論文や『Mastering Bitcoin』という技術的な専門書を読み、これは可能性の塊だと興奮を覚えました。非中央集権的な仕組みで成り立ち、政府や中央銀行に左右されずPeer to Peer(端末同士のネットワーク)で通貨の価格が形成される。まさに革命だと思いました。
田中 Daisuke Shosaki(以下、田) 私もビットコインは革命だと思ったことがきっかけです。通貨の発行主体に依存しなくていい。こんなすばらしい仕組みはこれまでありませんでした。通貨の歴史をひもとくと、1930年代に多くの国が金本位制を廃止し、管理通貨制度に移行しました。しかし結局、国が貨幣の量をコントロールするのには限界があります。長期的に見て、特に2000年代以降、金の価格が上昇していることがそれを証明しています。
MOON トレーダー(FX)(以下、M) 純粋に投資対象として儲かると思い、始めました。それまでは株やFX(外国為替証拠金取引)に投資していましたが、ここ最近は高速取引を行うプロの機関投資家が入ってきて、個人のトレーダーが儲けにくくなっています。仮想通貨は主にレバレッジをかけて投資しています。この市場はまだプロの機関投資家が入ってきていないので、個人が稼ぎやすい状態です。
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