論理的な文章を書くために、特に横書きの文書で有効な技術が「パラグラフ・ライティング」だ。この場合のパラグラフとは、日本語でいう段落や階層とは異なり、一つのトピックだけを説明した文の集まりのことを指す。視覚的には横書きの一固まりだがたんなる区切りではない。
『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』の著者で、ロジカルスキル研究所代表の倉島保美氏は、「雑誌記事や小説などの読み物なならば文単位で文章を構成すればよいが、論理性が求められるビジネス文書はパラグラフ単位で書くべき」と話す。
倉島氏によると、パラグラフ・ライティングのルールは大きく二つ。まず一つのパラグラフは一つのトピックに絞る。パラグラフは「書き手の思考の1単位」(倉島氏)となり、その中で文章は改行しない。
次に、パラグラフの要点は必ず先頭の1文にまとめる。この要約文があることで読者は主旨を簡単につかむことができる(下表)。パラグラフを読み進む必要があるのかという判断の材料にもなる。
要約文の後には補足情報を書く。パラグラフで取り上げているトピックについて、「どういう意味か」「なぜそういえるのか」などを説明する文章だ。文章の代わりに図表を使って説明してもいい。
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