住む場所がテック感度を左右する
テクノロジーに対する感度やセンスは、住む場所に左右される。それが僕の経験だ。
僕は中国残留邦人3世で、黒竜江省の田舎で育った。道路信号もないような村だから、当時はもちろん何にも知らなかった。小学生のときに家族と日本に移住し、大学時代は長野でコンピュータサイエンスを専攻。だがコンピュータが好きでたまらないという人は周りに少なかった。だから情報も乏しかった。
東京工業大学大学院に入ると、話に聞いたことしかなかったスーパーコンピュータが研究室にあった。コンピュータに没頭している人も身近に何人もいた。この時期に、僕のコンピュータに対する知識と見方が大きく変わった。
セルからポケモンGOへ
今は米シリコンバレーが拠点。ここには、自分の作ったサービスや製品が世界を変えると信じている人がごろごろいる。日本でそんなことを言えばバカにされるだろう。でもここではみんな本気で夢を語る。話を聞くほうも、「その問題はこう解決したら?」と本気でアイデアを出す。ここにいれば自然と、テックの情報はアップデートされる。
この記事は有料会員限定です
残り 314文字
