自動化技術はアポロ計画を先例に
米エヌビディアの半導体・GPUを使ったスーパーコンピュータは今でこそ珍しくない。だが、2008年にわれわれがスパコン「TSUBAME(ツバメ)」にGPUを搭載したときは、かなりクレージーな取り組みだと言われた。
僕は合理的に考えた当然の帰結として、GPUを選んだだけ。超並列コンピュータという技術トレンドがあって、同時に普通のCPUの超並列化には限界があるとわかっていた。だから「なぜ挑戦したのか」と聞かれると、「当然のことだったから」としか言いようがない。
物の見方が人と違う理由を強いて挙げるなら、ずっとコンピュータをやっているから、だろうか。中学生で独学で学び始めて以来、物理学や計算機のさまざまな法則が、定量的な理解としても体得した感覚としても身にしみ付いている。
シンギュラリティが起こるかどうかというと、人間を超える機械の知性なんて当分生まれっこない。これはコンピュータを40年やってきた人間として、かなり確信を持って言える。
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