四季報予想が会社予想より強気100
業績を計画線どおりに出す企業もあれば、かなり高い目標を掲げてくる会社もある。一方、期初では慎重に出し、期中に上方修正するところもある。業績の上方修正が見込まれるのはどこか、『会社四季報』(以下、四季報)で探した。
四季報予想の経常利益が会社予想よりも強気の会社をピックアップし、乖離率が大きい順にランキングした。
1位は60%以上も差がある石原産業だ。同社は塗料やインキなどに使用される酸化チタンや農薬を扱っている。今期については、経常減益になるという方向性は変わらないものの、どの程度減益になるのかという見方が大きく異なる。会社予想37億円に対して、四季報予想は60億円となっている。
続く2位も化学関連の保土谷化学工業だ。こちらも今期は経常減益という予想は変わらない。ただ会社の1ドル=100円との前提はかなり慎重だ。四季報では為替前提を同110円程度で見ている。
上位に目立つのが建設関連だ。7位の東亜建設工業や27位の佐田建設、35位の大本組、50位以下には熊谷組や三井住友建設、大成建設、鹿島など大手ゼネコンも並んでいる。会社側が労務費や資材費といった建設コストの上昇幅を大きく見積もっていると四季報では判断している。
PERとPBRで割安株を判断
続いて株価の割安度を測る指標のPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)を低い順にランキングして掲載した。PERは株価÷1株当たり利益で求め、会社の収益力を見る指標だ。PBRは株価÷1株当たり株主資本で求め、資産や財務体質を判断する。
この記事は有料会員限定です
残り 1220文字
