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今年中の日中首脳会談に固執する安倍官邸 日中関係の「全面改善」を提起

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  • 歳川 隆雄 『インサイドライン』編集長

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中国外交トップの楊潔チ氏(写真左)と5月31日、50分にわたって会談した安倍首相(AFP=時事)

安倍晋三首相が絶大な信頼を寄せる外交ブレーン、谷内(やち)正太郎国家安全保障局長は5月29日、中国の楊潔チ(ようけつち)国務委員(副首相級)を神奈川県のザ・プリンス箱根芦ノ湖に招き、夕食を交えて5時間のロングラン会談を行った。

さらに楊氏は翌30日午後、東京・麻布台の外務省飯倉公館で岸田文雄外相と1時間20分、31日午後には首相官邸に安倍首相を表敬して50分、会談している。

楊氏が中国外交のトップであり、習近平(しゅうきんぺい)国家主席の側近であるにしても、政府は異例の厚遇で迎えた。

谷内氏が同氏を1泊2日で箱根に招待したのには理由がある。

安倍首相は第1次安倍内閣時代の2006年10月、前任の小泉純一郎首相の2回に及ぶ靖国神社参拝などで悪化の一途を辿っていた日中関係打開のため電撃訪中、胡錦濤(こきんとう)国家主席(当時)と会談し戦略的互恵関係確立で合意した。

日中首脳会談実現に向けた水面下での対中交渉を担ったのが、当時、外務事務次官だった谷内氏である。

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