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ライフ #非常時の組織論

部下のことが理解できない本当の理由 相手にどれだけ興味があるかによる

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私はオランダのアムステルダムにある東インド会社の本社跡にいた。400年以上前に建てられたというのに、今でも普通に大学の校舎として使用されている。歴史ある建物に風格を感じる一方、なぜか罪悪感を覚えた。

あまりにも簡単かつ快適に、遠く離れたこの場所へ来たからなのか。海路であれば南シナ海を南下し、海賊の多発地帯であるマラッカ海峡を越え、インド洋を横断する。そして、再び海賊の多発地帯であるアデン湾から紅海を北上し、スエズ運河を抜けて地中海に入り、ジブラルタル海峡から大西洋に出て、ポルトガル、フランス沖を北上し、ドーバー海峡を抜けてやっと到着する。

実際は、飛行機内でただいすに座っているだけだった。酒は飲み放題、食事は2回、映画を三つも見た揚げ句、うつらうつらとしていたら到着した。日本を出てからまだ11時間しか経っていない。

昔は、ごくごく一部の人が人生を懸けて旅をした。行くことへも、行く場所へも人並み外れた強い興味があったはずで、「見たい」「感じたい」という抑えきれない情熱があったはずだ。

航空機がここまで発達した現代において、昔の人が抱いたほどの情熱は必要としない。しかし、実際に海外へ赴き、異国の文化に深く接することは、経済的な理由や余暇の関係で、そう簡単なことではない。

せっかくアムステルダムまで来ていながら、プラスのものを感じ取ることができないのは、無知だからではない。このときの仕事はガイド兼ボディガードだったので、オランダの歴史は事前に調べてあったし、地理も頭に入っていた。文化も国民性も押さえた。にもかかわらず心に何も響かない。

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