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ライフ #サラリーマン弾丸紀行

マイナス20度! 旧満州を訪ねて 成田発ハルビン往復5200円

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傅家甸の住宅跡。四合院のような中庭のある構造は山東省や河北省からの移民の影響だ

自分でも悪い癖だという自覚はある。安い航空券を見つけると、後先考えずに買ってしまうのだ。今回もやってしまった。3月頭の成田発ハルビン行き。片道500円、往復総額5200円。確かに安い。

だが行きたいから買ったのではなく、安いから買ったので目的を探さなければならない。気温を調べると、夜はマイナス20度まで下がるらしい。これはいかんと防寒着を買いに行ったら総額1万円を超えた。航空券代の倍ではないか……。

冬のハルビンは氷祭りで知られるが入場料が約4000円と高いのでパス。空港から友人と二人、タクシーで向かう行き先は、生物化学兵器の人体実験で知られる旧日本軍の研究機関、731部隊の施設跡だ。最初はメーターで走っていたが運転手が路肩で止め、500元(約8360円)でどうかとふっかけてきた。入国早々、この洗礼である。

以前にここを訪れたときはレンガ造りの本館で展示を行っていたが、2015年8月15日に巨大な新館が完成し、移転している。愛国主義教育基地に指定されており入場は無料。「愛国無罪」ならぬ「愛国無料」というわけだ。年間約100万人が訪れるらしい。

展示は糾弾調ではなく、むしろ控えめだが、解剖に関する資料や元部隊員の証言ビデオは生々しい。日本語で話すことがはばかられる。

北朝鮮直営レストランへ

宿泊先はハルビン駅前にある龍門貴賓楼酒店。この建物は日露戦争当時、ロシア軍の軍司令部や野戦病院として利用され、後に南満州鉄道が経営するヤマトホテルにもなった。内装は満州国当時の様子が受け継がれており、とりわけ2階まで吹き抜けのボールルームは荘厳である。

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