来期の純利益が過去最高となる。そんな絶好調企業がどこかを『会社四季報』最新データを用いて探した。
上場企業を時価総額上位500社(大・中型株)と、501位以下(小型株)に分け、来期の純利益が過去最高をどれだけ更新するかでランキングした。ここでは、今期予想の純利益が最高益ならば、それも過去最高純利益として計算した。
まずは大・中型株から見ていこう。1位は昨年7月に新規上場したLINEとなった。今や誰もが知るメッセンジャーアプリ運営の大手だ。2016年12月期は海外の音楽配信事業からの撤退費用がかさんだが、それまでの過去最高益(14年12月期の42億円)を倍近く上回る純利益となった。今期、来期ともに最高益更新が続く見込み。
2位はキーエンス。FAセンサーなど検出・計測制御機器の大手だ。自動車、食品、半導体業界などの生産現場で機器の稼働状況を調べるセンサーや産業用ロボット向けの小型カメラが好調だ。15年以降決算期を何回か変更したため比較が難しいが、15年3月期に記録した過去最高益を更新すると予想される。
3位のコナミホールディングスは今期、来期と連続最高益が見込まれる。スマートフォン向けゲームの『実況パワフルプロ野球』が伸び、不振だった健康サービス事業ではスポーツクラブの運営体制を見直すなどコスト削減を進めた効果が表れている。
大・中型株でランクインした100社のほとんどは、今期、来期と連続して最高益が予想されている。
66位のトヨタ紡織は来期で08年3月期以来の最高益更新となりそうだ。トヨタグループの一員で、自動車の内装品メーカー。自動車の内装品を手掛ける欧州子会社3社など不採算事業のリストラに今期で区切りをつけた。来期は日本国内がトヨタ車の新車を中心に堅調で、業績は成長軌道に戻るとみられる。
小型株の企業は多彩な顔ぶれ
一方、小型株でランクインした企業はどこか。
この記事は有料会員限定です
残り 1140文字
